ヒトパピローマウイルスって何のことか分かります?

性感染症について色々調べると、難しい言葉が多くて理解するまでに時間がかかってしまいます。

 

その一つが「ヒトパピローマウイルス」。

 

尖圭コンジローマという性感染症を調べるとこの言葉が良く出てきますが、一体何なのでしょう?

 

ヒトパピローマとはウイルスの名前で、性交渉によって感染します。

 

男女共に感染するありふれたウイルスです。

 

ほとんどのヒトパピローマウイルスは無害で何の症状も出ず、自然に消滅します。

 

しかし10〜30%の人はウイルスが消失せずに、感染した状態が続いてしまうことがあります。

 

ウイルスが排除されずに感染が長期化すると、長い年月(感染から平均約10年以上)をかけて子宮頸がんへと進行する危険性もあります。

 

しかし全て子宮頸がんへと繋がる訳ではありません。

 

例えば子宮頸がん等発がん性のあるタイプのウイルスを悪性、尖圭コンジローマを発症させるタイプのものを良性と分類します。

 

良性の尖圭コンジローマに感染した場合、おおよそ3週間〜8ヶ月位ウイルスが潜伏期間した後、性器や肛門周りにいぼの様な物ができます。

 

白やピンク、茶褐色、黒っぽい物が多く、1〜3mm程度の小さなものですが、大きくなることもあります。

 

そして形は、乳頭状のものや鶏のトサカ、カリフラワーのような感じです。痛かったり痒かったりする場合もありますが、何も感じない人もいます。

 

治療法としては、尖圭コンジローマを取り除く手術や塗り薬での治療が主です。

 

 

性器の異常を感じたらまず検査して下さい。

 

 

次に悪性の子宮頸がんですが、徴候や症状を現さないため、感染しても恐らく分かりません。

 

子宮頚部の細胞を採取して検査をしなければいけません。早期に発見すれば治療して治りますので、定期的な検査が最重要なのです。

 

定期検査と同様に推進されているのが、悪性ヒトパピローマウイルスのワクチン接種です。

 

2010年より、日本でもこのワクチンを接種できる様になりました。

 

ワクチンとは無毒化したり弱体化したウイルスを体内に取り入れることで、そのウイルスに対する抗体を体内に作り出すことが目的です。

 

大切なのは感染前にワクチンを接種していないと意味がないこと、それに費用負担が保険適用外で意外と高額(15000円〜20000円ほど)で、3回にわたって接種する必要があるということです。

 

しかし国や自治体の負担により、スムーズに接種できるようになってきています。

 

しかし記憶に新しいのが副作用の件です。

 

身体の痙攣や痛み、運動障害等が主で、厚労省の検討会が2013年6月、接種の積極勧奨の一時中止を決定しました。

 

副作用の状況などを調査し、安全性を改めて評価することが決まっています。

 

推進は中止していますが、自己判断で接種する事は可能です。しかし接種を希望する人が激減してしまった事も事実です。国の正しい判断が急がれます。

 

まずは自分の出来る事から。定期健診や検査キットなどを使用して安全確認をすることが重要だと言えるでしょう。