キャリアとの性交で感染する肝炎の最新情報

肝炎とは、なんらかの原因で肝臓(かんぞう)に炎症がおこった状態をいいます。
代表的な肝炎の種類はA型肝炎・B型肝炎・C型肝炎で、A型は主に食物を介して経口感染します。

 

B型・C型は血液を介して感染し、慢性化する事があります。特にB型の感染経路は輸血などの血液感染、母子感染などもありますが、セックス、アナルセックス、オーラルセックスによる感染が目立ちます。

 

そしてこれら性行為による感染率は、エイズウイルスより高いと言われているのです。

 

B型肝炎ウイルスの持続感染者は全世界で約3億5千万人、日本では130万人以上と推定されており、セックスパートナーの数が多いほど感染者が多いとも言われています。

 

肝炎の主な症状

主な症状ですが、全身倦怠や食欲不振、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)などです。症状を起こす人は感染者の約3分の1と言われ、感染者の半数は症状が出ないまま自然に治ります。そしてもし症状が現れたとしても安静にしていれば、2〜3ヵ月で自然に治るのです。但しまれに劇症化といって肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまうという症状が現れます。臓器移植を行わない場合の死亡率は60〜70%となるのです。

 

肝炎の治療法

治療法ですが、B型肝炎ウイルスに感染しても症状が出ないまま終わる場合もあります。又自然に肝炎が沈静化する事もありますので、すぐに治療ではなく経過観察するというケースもあります。治療法は症状と体の状態に合わせて選択していきます。

 

B型肝炎の治療方法の中で、ウイルス性肝炎を根治することができるものとして期待されているのが「インターフェロン治療」です。

 

インターフェロンは、免疫系に働き掛け、肝炎ウイルスの増殖を抑え、肝炎ウイルスを破壊する効果があります。遺伝子のタイプにもよるものの、B型肝炎では約30%、C型肝炎では半数以上、多くて90%に近い割合で治療効果が期待できると言われています。しかし課題も多く残っており、全ての患者さんに効果があるという訳ではありません。

 

発熱や頭痛・筋肉痛・脱毛・めまい・不眠などの強い副作用を伴う覚悟もいりますし、医療費も高額です。患者さんの医療費の自己負担額は年間約80万円、1か月当たり約7万円に上ります。但し医療費については高額療養制度の対象となり、一定の基準額を超える部分から保険が給付されます。実際に給付を受けられるかどうか、受けられる場合は金額について、又どのような申請を行えば良いのか、これらは医療保険の保険者や医療機関の窓口等に問い合わせて下さい。

 

 

さらに2010年4月からは、B型肝炎に対するインターフェロン治療、エンテカビルなどの抗ウイルス剤による治療に対する医療費助成がより強化されています。これらの治療での自己負担額の上限が月1万円(世帯所得の高い方は2万円)まで軽減されていますので、是非問い合わせて下さい。

 

 

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