HIVの近年状況報告

エイズ』と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか?

 

不治の病とか恐ろしい病気とか、いきなり『死』を連想する人が多いのではないでしょうか。

 

世界で初めてエイズ症例が報告されたのが1981年、それ以来世界中にHIV感染が拡大しました。確かに当時は感染から5〜10年で死亡するケースが多く、世界を脅かし続けました。

 

しかし1996年頃に抗HIV薬の開発に成功し、ウイルスを完全に消す事こそ未だ不可能ではあるものの、血液検査では測れないほどに抑える事が可能となりました。

 

この成果が実り、現在ではエイズの発症を抑えながら生活できている人が大勢います。余命は約40年、今後50年位に延びる可能性が高く、万が一HIVに感染、又はエイズを発症しても、薬を飲み続けるなど適切な治療を継続することによって普通の生活を送ることができます。子どもを安全に出産することも可能なのです。
しかしながら完全に治る病気とは言えない事も事実で、今のところ体の中にあるHIVを完全に取り除くことは不可能です。

 

最も大切なのは検査での早期発見、それに伴って抗HIV薬での治療を早期に開始する事により、治療効果が高まるという事です。

 

抗HIV薬での治療方も様々で、どの組み合わせの療法を選択しても何らかの副作用(めまい、吐き気、嘔吐等)が生じてしまいます。どの様な副作用か、どの時期から出るのか、いつまで続くのか、などといったことを確認し、仕事や日常生活とうまく共同できる様に工夫する事です。

 

エイズ(HIV)についての今後の課題は沢山ありますが、まずはエイズに対する偏見や差別の心を払拭する事につきます。

 

現在も感染者の多くが感染を周囲に言えず、大きなストレスを抱え込んでいます。病気を知られる不安、病気を隠し続ける事で精神的不安を感じる人が多いのが現状です。

 

昔「死に至る感染症」は、現在「コントロール可能な慢性感染症」へと進歩しています。まずは皆がその事を理解し、自分で検査を受ける事。早期発見で治療方法は大きく変わります。

 

近年日本で目立っているのが、発症で初めてHIV感染に気付く、いわゆる「いきなりエイズ」の患者です。30〜40代に増えており、体調不良の為検査した結果、エイズを発症しているケースが増加しています。こうなると入院が長引く恐れがあるので、やはり早期発見・早期治療が望まれるのです。

 

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