母の性病が子に影響する?垂直感染とは?

性病に感染すると、その人だけではなく、他の人にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。

 

性病に限ったことではありませんが、病原体の感染経路は大きく分けて水平感染と垂直感染の2つに分かれています。

 

水平感染とは感染源によって周囲に感染が広がっていくものであり、感染の多くがこの水平感染で広がってきます。水平感染は性行為などの行動を避けることで感染を防ぐことがほぼ確実に可能ですが、垂直感染はそうはいきません。

 

 

まず、垂直感染とはどのようなものなのでしょうか?

垂直感染とは、母親から子どもに伝わってしまう文字通り垂直に感染する経路のことです。

 

なにかしらの病原体に感染している母親が妊娠・出産・授乳などによって病原体がお腹に中にいる胎児であったり、出産後の赤ちゃんに関してしまうことを垂直感染といいます。

 

 

母体の性病の発症は妊娠経過にも悪影響を及ぼすこととなり、流産や早産を引き起こす原因となることもあります。

 

 

そのため妊娠が判明したら自分性病にかかっていないかを検査キットや病院などで検査する必要があります。また、自分だけではなくパートナーも性病に感染していないか確認することが重要です。

 

 

垂直感染する性病の多くが性行為にて伝播するので、妊娠する可能性のある性行為をする場合や妊娠して居る状態での性行為を行う場合には、自分や相手が性病に感染していないかを知っておくことはとても大事なことです。

 

では、垂直感染する性病とはどのようなものがあるのでしょうか?

ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによって引き起こされます。垂直感染により新生児に起きる症状では、軽症では水疱、肺炎、結膜炎などですみますが、重篤なものでは肝脾腫、黄疸、小頭症、心筋炎、髄膜脳炎などがあります。

 

梅毒

梅毒トレポネーマによって引き起こされます。新生児に起きる症状としては、軽症では水疱、肺炎などがありますが、重篤なものは聴覚障害、緑内障、網膜症、骨疾患などがあります。

 

カンジダ

羊水感染や産道感染によって引き起こされます。新生児の口腔にカンジダが感染してしまうと、鷲口創(カンジダ性口内炎)を引き起こします。これはカビが口の中で繁殖してしまう病気です。こすってもとれませんので、基本的には自然治癒ですが、ひどい場合には抗真菌薬の内服が必要となる場合があります。

 

サイトメガロウイルス

世界中の至る所に存在するウイルスです。そのため、母乳や子どもの唾液、尿ななどに触れたり、性行為などで感染したりして多くの人が免疫を持っています。日本人の成人の半数以上が感染したのちに免疫を持っていると言われています。ですが、妊娠初期に感染してしまうと、胎児に大きく影響してしまいます。流産や死産、脳の障害・聴力障害など重篤な後遺症を引き起こす可能性があります。

 

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIVに感染すると、エイズを発症します。多くの人が性病というと思い浮かぶ疾患ではないでしょうか?HIVに感染すると数週間で風邪のような症状が現れ、数日から1−2ヶ月程度で症状は治まります。ですが、これは潜伏期間なのです。感染後から数年から長いと10年以上もあとに症状が現れます。この潜伏期間に徐々にTリンパ球やマクロファージなどの免疫に重要な細胞に感染し、徐々にその数が減っていってしまいます。免疫の機能が落ちることで普段ではかからないような弱い病原体でも感染しやすくなってしまう、いわゆる日和見感染を起こしやすくなってしまうのです。妊娠初期に感染が分かっていた場合、適切に治療を行えば胎児への感染は1%以下といわれていますので、早期発見がとても重要です。

 

 

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