梅毒について・・・簡単に説明します

古くから知られている性病の代表的なものといえば梅毒です。

 

現在でも時代劇やタイムスリップ系のドラマでは、梅毒をテーマにストーリーが展開されます。

 

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因で起こる感染症であり、何年もかかって症状が進行するのが特徴的です。3週間後・3ヶ月後・3年後と時期によって変化し、その後目立った症状はなくなります。

 

 

しかしこの間に梅毒の病原菌は身体の中で広がっていき、10年後には様々な臓器に腫瘍が現れます。そして脳や脊髄が侵され死に至ってしまうのです。

 

 

梅毒が人類の歴史に登場したのは15世紀末といわれており、日本に広がったのは戦国時代の終わり頃です。遊女や客の間で感染が広まり、まだ現代の様に抗生物質がなかった時代なので、最終的に死に至った人は大勢いました。

 

 

しかも体の末端部である鼻が腐敗して削げ落ちてしまう末期症状が話題となり、鼻がもげるという症状はその当時の著書に記載されています。こんなに怖い感染症であるにもかかわらず、性交渉だけでなくキスだけでも感染する可能性がある事から(口の周辺を怪我している場合等)、当時の人々を恐怖に陥れ続けました。その後1929年に抗生物質であるペニシリンが開発され、治療方法が確立しました。

 

 

梅毒は治る病へと変化したのです。治療の為の期間はどれだけ症状が進んでいるかによって変わってきますが、初期の感染であれば2〜4週間程度で治ります。

 

 

この様に梅毒の歴史は古く、不治の病だと恐れられていたのは随分前の話です。まるで昔話ですが、だからといって梅毒を簡単に考えてはいけません。「もし感染しても治るのならいいじゃん?」なんて安易に考えていると、後悔してもしきれない結果になるかもしれないのです。

 

 

そして最も恐ろしいのが、現代社会において梅毒が若者を中心に流行しているという事実です。

 

梅毒が増加中と発表される

国立感染症研究所の発表によると、梅毒感染者は昨年を上回るペースで増加しているそうです。感染者の統計を始めた1999年依頼、昨年は最多の1671人でしたが、その感染ペースが上回っているのです。

 

 

このままいけば今年が過去最高の感染者数になるのでは?と懸念されています。地域別では、東京での感染者数が断トツです。次いで大阪、神奈川となります。そして患者の約4分の3が男性であり、年齢は20代〜40代前半が多いという結果です。女性は10代後半から30代が多いという事で、10代で梅毒に感染してしまう若者もいるという事実に驚きます。

 

 

 

梅毒の感染経路はほどんどが性交渉であり、不治の病だと恐れられていた時代は下降路線を辿っていました。ところが最近、治る病だという安堵感と出会い系サイトなどの普及により、野放しな性行為が広まりつつあるのです。そして梅毒についての知識は勿論のこと、色々な性病についての知識も得ていないうちから性行為だけ行い、結果的に自分が性病に感染していた事実を知ります。

 

 

もう1つ梅毒増加の傾向として、男性と性行為をする男性に広まっている事が挙げられます。

 

HIV混合感染が目立っているのです。こうしたコミュニティーの中に感染者がいて、そこから感染が広がっているのでは?と推測されています。

 

 

もし女性が若いうちに梅毒に感染してしまい、そのまま妊娠したら・・体内で赤ちゃんに感染し、流産や早産、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれる可能性もあります。妊婦健診を受ければその時点で分かる筈ですが、検診を受けずにひっそりと赤ちゃんを産む人もいます。

 

 

自分は若いからと安易な考えばかり持たず、それでも性行為をする年齢になったのだから大人なんだと自覚してほしいです。

 

 

そして若者に流行している性病は梅毒だけではありません。今もっとも若者の間で感染が蔓延している性病として“クラミジア感染症”が挙げられますし、クラミジアや梅毒だけでなく、例えば淋病性器ヘルペスなどの性病にかかっていると、HIVに感染する可能性が高くなります。感染して炎症が起こっている分部に、ウイルスがつきやすくなるからです。

 

 

クラミジア感染症にかかっていると、エイズへの感染率は約4倍も高くなる事が分かっています。性器ヘルペスもエイズも梅毒も、性行為で感染するという環境は同じです。

 

 

性行為の際に正しくコンドームを使用する事や不特定多数のパートナーを持たないこと、そしてもし不安に思ったら、早めに検査する事を忘れないで下さい。どの性病でもどんな年代の方でも、早期検査と早期治療がとても大切なのです。

 

 

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