性病も不妊に影響を及ぼすことがあります

現在日本では約6組に1組のカップルが不妊で悩んでいると言われています。

 

健康的なカップルが定期的に否認せず性行為を続けたとして、通常1年で80%、2年で約90%のカップルが妊娠します。

 

しかし日本で不妊治療を受けている人は50万人と推測され、減少するどころか増えているのです。その背景を探ってみると複雑な問題が沢山絡み合っている事が分かりました。

 

 

まず考えられるのは晩婚が当たり前になっている現実です。

 

 

昔は、女性が本格的に仕事をするのは結婚までという風潮がありました。結婚後は専業主婦かパート程度というのが普通だったのです。しかし男女雇用機会均等法が執行されてから、女性もどんどん社会進出をする様になりました。

 

 

仕事中心の生活が当たり前となれば、結婚後も現役で働く事を希望する女性が増えます。よって妊娠を希望する時期が遅くなっていくのです。他にも現代社会におけるストレスから男性がED(勃起障害)になったり、セックスレスが当たり前な夫婦が増加しています。

 

 

それとは逆に、ネットなどで簡単に多種多様な情報を入手できる事から、若者の性への関心は若年化の傾向にあります。

 

 

結婚や妊娠自体は遅いのに、初潮が来る時期はどんどん早まっているのです。しかも性に関心があるばかりで、肝心な性病についての知識には興味がとても薄いのが危惧されています。『エイズって超怖い』くらいでしょうか。このせいで性病にかかる若い男女が爆発的に増えてしまっているのです。

 

 

性病と不妊って大した関係がないのでは?と思う人もいますが、性病と不妊はとても深い関係があります。

 

 

例えば若者の感染が増えているクラミジア感染症では、女性が感染して悪化した場合子宮頚管炎や卵管炎、卵管狭窄を発症します。よって不妊に苦しむ事になります。淋病も卵管狭窄を発症する事があるので要注意です。

 

 

他にも性器ヘルペス尖圭コンジローマトリコモナス感染症なども、悪化すると不妊の可能性が高くなります。そして不妊症を引き起こす性病は女性側だという固定観念の様なものがありますが、決してそうではありません。

 

 

男性が性病に感染すると、睾丸や前立腺などに炎症を起こします。良質な精子を生産する事が不可能となったり、輸精機能が果たせなくなったりする事態となり得ます。

 

 

性病=不妊症という訳ではありませんが、性病にかかったらしっかりと検査と治療を行う事が賢明です。

 

 

人間の思い込みでありがちなのが「症状が落ち着いて来たから医者に通うのを止めよう」という軽率な行動です。身体の中に細菌やウイルスが潜んでいる事がありますから、再検査後に医師から治療の終了を告げられるまではしっかりと治療に専念して下さい。

 

不妊治療とは

さてもし自分が不妊だと診断されたら、どの様な治療を行っていくのでしょうか。例えば排卵とセックスの時期を合わせるタイミング法や、精子を子宮に注入する人工授精(AIH)、更に高度な治療として体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)があります。

 

 

タイミング法なら簡単だと思いがちですが、医師が指定する日に絶対にセックスをするというのは、結構辛い作業でもあるのです。まず形式的になりがちですし、その日の精神状態に左右されてしまいます。遅い残業で帰ってきてすぐに寝たいのに、夜中に夫婦で頑張らなければいけない。それって想像以上に大変な事でしょう。

 

 

タイミング法の場合は1回数千円程度の費用を要します。それでも1年以上妊娠に至らない場合、次の人工授精に移行するのが一般的です。パートナーが提供した精子を医療機関側が洗浄し、精子の濃度調整を行って女性の子宮の中に入れます。

 

 

 

1回2〜3万円程度の費用であり、人工授精は保険適応外となります。人工授精を5〜6回行っても妊娠に至らない場合は、体外受精に移行します。女性の卵巣から卵を摂り出してシャーレの中で精子と巡り合わせるのです。

 

 

 

受精して良好な分割卵となって初めて子宮に戻します。ここで費用に大きな違いが生じるのですが、この体外受精は1回で40〜80万円もかかるのです。しかも体外受精1回あたりの妊娠率は5〜8%と極めて低い確率ですので、精神的にも肉体的にも、そして金銭的にも負担が伸し掛かってしまいます。

 

 

ずっと不妊治療を続けているある女性は、自分が女性だと認められていない様で劣等感が募るばかりだと嘆いていました。

 

 

 

不妊が理由で夫婦仲が悪くなり、離婚というケースも少なくありません。男性側が原因で不妊となれば、男の立場がないと一気に自信を失う場合もあります。いづれにせよ、不妊は現代社会において深刻な問題であると言えるでしょう。

 

 

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