予防が凄く重要な性病をいくつか紹介します

クラミジア感染症

性病の中で最も広がりを見せており、日本では約100万人が感染していると言われている性病がクラミジア感染症です。女性の感染例が多くなっており、しかも10代〜20代の若者にまん延している病気です。

 

クラミジアは非常に感染力が高く、1回の性交渉によって感染する割合は5割を超えます。つまり2人に1人が感染する計算になるのです。クラミジアという性病を予防しておいた方が良い理由として、やはり女性の妊娠が挙げられます。

 

クラミジアの厄介な所は、男女共に感染したという自覚症状がごく少ない事です。

 

男性では半分以上、女性では7割以上が自覚症状を持たないと言われています。本来男性がクラミジアに感染した場合、おしっこをする際の痛みが主です。尿道から膿が出る事もありますし、重症化すると尿道から感染が広がって前立腺炎や腎炎に繋がる事もあります。

 

女性がクラミジアに感染した場合、おりものの増加や不正出血、下腹部の痛みが挙げられます。しかし女性だと分かるのですが、普段でもこの様な症状が起こり得ます。その為に、知らない間に子宮や卵管に感染が広がる恐れがあるのです。

 

 

悪化すれば子宮内膜炎や卵管炎などを引き起こし、不妊や流産、早産の原因になってしまう事もあります。そしてもう1つ、クラミジアに感染していると、HIVへの感染が3〜5倍になると言われています。感染した事を知って後悔する前に、事前に予防しておいた方が確実に正解な性病と言えます。

 

淋病

淋病とは淋菌が原因で発症する性病です。とても感染力が高く、感染率は約3割とクラミジアに次いで多いのが特徴です。そしてクラミジアと同時に感染する実例が多く、男性の場合おしっこの際の痛みや膿が目立ちます。放置していると淋菌が体内に残存する事により、炎症が広がって無精子症となる事もあります。

 

女性の場合は膣や子宮に炎症がおきたり、生殖器周囲の異臭やおりものの量が増えるなどの症状が目立ちます。しかし、やはりこれらは通常の女性の身体異変と似た症状なので、気付かず放置してしまう事が多いです。放置すると淋菌が体内に広まってしまい、子宮外妊娠や不妊症などに繋がってしまいます。これらの理由から、淋病も事前にしっかりと予防しておいた方が良い性病だと言えます。

 

そしてもう1つ、淋病を予防すべき理由があります。それは1度感染すると予防が難しいという事例です。

 

理由は「耐性菌」の存在です。淋病は抗生物質を投与して治療を行いますが、薬に対して耐性をもつ菌が増えやすいという特徴があります。正しい治療を受けなければ完治が非常に難しく、途中で止めると菌が耐性を付けて症状が悪化するばかりか、使用出来る薬が少なくなってしまう厄介な病気なのです。

 

梅毒

梅毒とはTP(トレポネーマ・パリダム)という病原体の感染により、全身に障害を及ぼす感染症です。症状のない潜伏期間と症状が現れる顕症期が交互にやってきて、その症状は現れる事に深刻化していきます。昔は梅毒の治療法がなく、不治の病として恐れられました。しかし現在はペニシリンのなどの抗生物質が開発され、梅毒は治りうる病気となったのです。

 

この様に昔の病として承認されていた梅毒ですが、2013年以降増加に転じているという事実があります。そう、決して梅毒は過去の病気ではないのです。ある調査によると、ネットなどで男女の出会いや、又は同性愛者が出会える事が容易になった為、不特定多数の性行為が増えた事が原因の1つだと言われています。

 

医師でさえ梅毒は昔の病という認識が強く、実際に診察した事のない医師は梅毒感染を見逃してしまう事もあるそうです。

 

梅毒が進行した場合、脳や心臓にも症状が出ることがあり危険です。怖い言い方ですが、最終的に脳梅といって脳を破壊してしまうのです。そして梅毒に感染したまま妊娠すると、早産や死産に繋がったり胎児に深刻な影響が出る心配があります。感染すると治療が長期化する事が予想されますから、正しい知識を身につけて予防したいものです。

 

HIV(エイズ)

HIVはエイズウイルスの事で、正式名は「ヒト免疫不全ウイルス」といいます。免疫を低下させてしまうウイルスとして恐れられています。様々な治療薬が開発されたお蔭で、HIVに感染してしまってもエイズを発症するまでに至らずに生涯を全うできる事例も出てきました。しかしながら最新の薬でもエイズの発症を抑えるのみであり、完治する薬は未だ開発されていないのが現状です。

 

つまりHIVに感染してしまうと、その後生涯かけて治療していかなければいけません。そして薬の治療費が高いのも、HIVという性病を予防しておいた方が良い理由です。保険適応で治療しても、治療費は月6万円程掛かってしまいます。身体障碍者手帳を取得して更に免除されますが、それでも自治体によって助成費用が違ったりとまち
まちですから、多少なりとも自分で負担する覚悟が必要です。通院の覚悟、忍耐、体力、そして少なからずあるエイズへの偏見とも戦わなければいけません。

 

女性の場合赤ちゃんに影響しますから、妊娠したい場合は医師と良く相談する事です。生涯戦う覚悟で臨むしかない性病と心得た上で、やはりコンドームや不特定多数のパートナーを持たない事など対策を勉強し、しっかりと事前に予防しておきたいですね。

 

 

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