梅毒の近年報告

梅毒は性感染症の中でも知名度が高く、昔は不治の病として恐れられていました。

 

現在では医療の発達により、適切な抗生物質による治療を初期段階で行えば、進行を食い止める事ができて完治も可能です。

 

しかし恐ろしい病気だという事に何ら変わりはありません。

 

症状が出ても放置しておけば病は十数年かけて徐々に身体を蝕み、全身の臓器が犯されてやがて死に至ります。

 

現在でも十分脅威な梅毒について、感染経路や現在の治療法をなるべく分かりやすく説明します。

 

梅毒感染は予防する事が可能なので、性病が他人事だと思っている人程興味を持って頂き、ほんの少しでも梅毒の知識を身に着けてほしいです。

 

梅毒は「トレポネーマパリダ」という細菌の感染でおこる病気です。

 

聞き慣れない細菌の名前が出て、早々に興味を失わないで下さいね。

 

感染経路は主に血液・精液・膣分泌液によるもので、日常生活では性行為以外で梅毒に感染する確率は低いです。

 

一番多いのがコンドームなしの性行為やオーラルセックス(一般的にはフェラチオやクンニリングス、相手の性器を口や舌で愛撫する行為)ですが、キスによる感染もまれにですが見られます。

 

粘膜や皮膚にできた細かい傷口から菌が侵入して感染することもごくまれにある様ですが、最も危険なのは不特定多数の異性との性行為です。感染率が非常に上がります。

 

又、妊娠中の女性が梅毒に感染したまま子供を出産した場合、母子感染と言って子供は先天性梅毒となります。

 

流産や早産、奇形児の可能性が高くなりますが、妊婦健診で梅毒の検査が義務化されていますので現在はほとんどありません。

 

性行為におけるコンドームの正しい使用は、梅毒や他の性病予防にとって有効な手段なのです。他にも性器具の共有を止める事、パートナーを不特定多数作らない事が重要です。

 

現在は、ペニシリンを主とした抗生剤での梅毒治療が主です。

 

病院によっては注射による治療を行う場合もありますが、基本的には内服による治療です。

 

感染者の症状にもよりますが、初期なら1ヵ月〜2ヶ月で治療は終了です。

 

感染後3年程経って第3期に突入している場合は3ヵ月位の治療期間が必要となります。第4期まで進んでしまうと、最悪の場合死に至る事があります。早期発見が非常に需要な病気で、第3期の症状が出るまでには発見したい病気である事が分かると思います。

 

ここで注意点ですが、完全に治癒しかかどうかを確認するには、長い時間を費やす事を覚えておいて下さい。くれぐれも自己判断で薬の服用を止めない様に。お医者さんに「来なくていい」と言われるまでは、定期的に病院へ行って診察しましょう。症状が良くなっても、体内にはまだ菌が残っています。消滅するまでは絶対に薬を服用して下さい。自分の為にも、絶対に守って下さい。

 

梅毒の検査は自宅でも行えます