何故コンドームの使用率が減っているの?

2010年10月にネットで流れた記事によると、性感染症は増加する一方で、コンドームの出荷率は減少しているとの事です。

 

性感染症の患者は日本中で6000万人を超える勢いで増え続けているのに対し、コンドームは消費量が減り続けているという現状。

 

コンドーム国内向け出荷数の推移をグラフで表したものを見てみると良く分かるのですが、1980年には年間で500万グロス(1グロスは144個)以上も国内向けに出荷していたコンドームが、2004年には290万グロスまで落ち込んでいます。

 

 

43%の減少とあり、半分まで落ち込んでいく見込みです。何故ここまでコンドームの消費量が減り、今後も減少していく見込みなのでしょうか。

 

 

最大の原因として検討されているのは、セックスレスの夫婦やカップルが増加しているから、そして草食系男子の増加です。

 

 

また晩婚化の影響も大きく、昔の話ですが新婚カップルは毎晩セックスをしていたのに対し、結婚年齢があがったぶん、セックスにパワーを残しているカップルは少ない様です。社会の近代化もセックスレスを加速していると言えるでしょう。

 

 

 

極端な話になりますが、テレビが無かった時代は、夜にする事があまりありません。暇→セックスを楽しむ。という流れは自然だったのです。しかしテレビが普及し出してから、極端に夜の過ごし方、余暇の過ごし方が変わっていきました。

 

 

そして今はネット環境が整っています。テレビのCMで暇になればスマホ、寝る寸前までパソコンなど、“暇つぶし”の方法が充実し過ぎているのです。セックスで体力を使うより、スマホなどのネットサーフィンへ費やす時間の方が大切になっているのが現状なのです。

 

 

 

他にも、ネット環境のお蔭で簡単にAV画像を鑑賞できる様になりました。昔の様に、親が寝ている隙にイヤホンをつけてAVビデオを密かに見るという大仕事をする必要がありません。この経験は、現在成人した男性なら淡い思い出があると思います。

 

 

 

これはこれで良い思い出なのですが、ネット環境が充実している今、わざわざこの様な事をする人は少ないでしょう。ムラムラする→彼女とHとなる筈が、ムラムラする→手っ取り早くスマホでHな動画を見て自分で処理する。という流れになります。

 

 

 

生身の人間と愛を確かめ合うよりも、手っ取り早く自分で処理というのが今の時代なのです。これらがコンドーム使用減の大きな理由である事は間違いありません。

 

 

しかしいくら少子化とか草食系とかセックスレスとか言っても、コンドームの使用量が半分に届く勢いで減っているのには疑問が残ります。性行為そのものも減少傾向にはありますが、コンドームを使う性行為が減っているという現状も確かなのです。

 

 

かつてエイズが日本に上陸し、テレビなどで連日報道されて国中が動揺しました。誰もがHIV感染に気を付け、同時に他の性感染症も減少するという相乗効果を生みました。しかしあれから数十年経ち色々な薬が開発されて、エイズ=死という危険性が減少していきました。

 

 

不治の病である事に変わりはないものの、HIVに感染してもエイズを発症する事なく生涯を全うできる可能性が広がっています。これだけが理由ではなく、性病の怖さが薄れつつあります。

 

 

エイズパニックは遠い昔の記憶となり、コンドームなしで興味本位の性行為を繰り返す人が増加し続けているのです。

 

 

ある番組が若い男性にアンケートをとったところ、男性の52.5%が「コンドームを付けない方が気持ちいい」と回答しました。一方若い女性はというと、やはりリスクが自分の身にかかるとあって、着用率は高い様です。しかし中には「絶対につけない」「ピルを飲んでいるから大丈夫」「つけるタイミングがシラケるから、そのままの流れで挿入してもらう」など、その後の妊娠や性感染症のリスクを考えない安易なセックスが増加している事が明らかになっています。

 

 

 

コンドーム装着を望まない男女で多い理由の「生の方が気持ち良い」ですが、ある産婦人科の先生によると、ペニスも膣も、実は0.何mmを感知できる程敏感ではないのだそう。よく「0.2mmの分厚い壁」なんて言いますが、それは脳がそう認識しちゃっているだけであって、実際の快感は変わらないのです。ゴムをつけるタイミングが良く分からないだとかシラケるだとか、そのあたりは自分達の責任です。そんな一時の事でリスクを増やすのは絶対に良くないと思います。

 

 

 

コンドームの使用が減っているのなら、生産も減っている筈。さぞかしコンドーム製造関連の会社は大変なのだろう・・・そう思いがちですが、実はそうでもありません。むしろ日本製のコンドームは需要がある様です。

 

 

理由は中国人の爆買いです。日本のコンドームは品質が良く、世界中から重宝されています。中でも中国からの観光客に人気があり、0.01ミリという驚異の薄さにも関わらず破れたり漏れたりしないと、大絶賛されているのだそうです。

 

 

日本の物づくりの精神がこんな所でも脚光を浴びているのですね。我々日本人も誇りを持ってコンドームを装着していきたいものです。

 

 

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